【ジンとくる】明石家さんまが語る腕の傷のエピソードがエエ話
ロケ先の台湾で鎖につながれていない犬がいたのをきっかけに、さんまサンが小さい頃、犬に噛まれた傷がまだ残っているという話に。
この話は、業界で有名なテレビプロデューサーの“ガースー”こと菅賢治さんが著書に書いています。
そのエピソードがこちら。
さんまさんの心の隙間を垣間みた瞬間が、一度だけある。
それは、アメリカへ向かう飛行機の中だった。
そのときボクは、さんまさんと二人で、お互い好きなアメリカンフットボールのスーパーボウルを観に行こうと、アメリカ・ミネソタ州に向かっていた。
「……なあ菅クン、見てみ~この傷」 突然さんまさんが右腕を突き出した。
そこには、犬に噛まれたらしい鮮烈な傷が、ありありと残っていた。
べつに、ボクが「その傷、どうしたんですか?」と聞いたわけでもなく、さんまさんもいままで言いそびれていたふうでもない、ごく自然な感じで、さんまさんが話しはじめた。
「じつはな、オレ、三歳のときに母親死んでるんよ。だから母親の記憶、まったくないんやけど、母親の葬式の日に、飼ってた犬に噛まれたのだけはよく覚えてるんよ。これが、そのときの傷なんだ。ふだんおとなしい犬で、一度も噛んだことあらへんのに、はじめて噛んだ傷が、いまでも残っとるんよ。なんか母親が、“私を忘れないで”って残してくれたような気がして……」
とくに悲しそうにでもなく、いつもの自然体で、そう聞かせてくれたさんまさん。
「そんな悲しみを心に抱えながらも、いつもあんなに明るく生きている人なんだ」
と、ボクはさんまさんのことがよりいっそう好きになった……。
この飛行機の中でのできごとは、なぜかいまでも深く心に残る思い出となっている。
いつも笑いの中心にあるさんまサンにも、こんな切ない話があったんですね・・。
<ネットの声>
・さんまの闇って何気に深いからな。まま母の話とか、弟の話とか。それであんなキャラに仕上がったかと思うと深い。
・これさんまが嬉しそうなのが切ない。聞いたときに嬉しかったんだなあって目に見える感じが切ない。
・さんまがワンピース好きな理由がわかった。ルフィとエースの関係と自分の関係が似てるからだな。
・さんまの明るくポジティブな性格は、そういうネガティブな記憶の反動からくる本能のバランス感覚が生み出したもの。
・さんまって3歳で母親亡くしてたんだな。 男にとって母親のいない人生って寂しいよな。
出典: http://blog.livedoor.jp/rbkyn844/archives/7736677.html